第518話 強制召喚1
「妖怪召喚って拒否出来るんだ‥。
はじめて知ったよ。」
「普通はしないけどね。
何かあったのかしら?」
明日香が心配そうな顔をしている。
「あ〜でも、本人が拒否しているので何かしらの理由があると思うけど〜。」
八重花の言う通りなら呼び出さない方がいいのかも。
「こうなったら、強制召喚ね。」
明日香が力強く叫ぶ。
「強制召喚?
説明聞かなくても何をするのか分かるよね‥。
ちなみに簡単に出来るの?」
俺の問いに八重花が答える。
「それが〜
大妖怪5人の承認が必要なの‥。
ヨウヒちゃんは残念ながら大妖怪じゃなちから〜。
私と明日香ちゃんで2人〜。
残りは3人〜。」
5人の承認って‥
会社の決裁みたいで少し笑えた。
「後3人なら‥
緋莉、咲夜、白音、九曜、紫花の誰かに来てもらえれば問題ないかな。」
とりあえずセオリに頼んでみることにした。
『緋莉、咲夜、白音、九曜、紫花の中から3人選べばいいのね?』
ん?
セオリと話をするが微妙にズレているような気がする。
「選ぶというか、お手隙の人にお願いしたいかな。」
『暇そうなのを連れてこいと‥。』
なんか言葉に棘があるような‥。
「だったら希望者3人を連れてきて。」
これなら問題ないだろう。
『希望者が3人以上だったらどうする?』
「まぁ、承認だけだし‥そんなにいないと思うよ。」
『選考方法はまかせると‥。
了解!
では、待っててね。』
元気に答えるとセオリの声は聞こえなくなるのであった。
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