第476話 喧嘩5
『さて、お兄ちゃんとイチャイチャネチャネチャする権利は貰ったので働きますかね‥。』
ネチャネチャって何だよ‥嫌な予感しかしない。
俺が困惑する中、イブキは例のポケットを出して手を突っ込む。
例によって見た目以上に中は広そうだ。
さっき使ったのなら手前にあるはずだと思うが、何故かイブキの手は肩に近い所までポケットの中にあった。
いやいや、おかしいよね?
それでも見つからないようで、最後は頭まで突っ込んでいる。
そして、それは起きた。
何とイブキがポケットの中に入ってしまう。
はい?
ちょっ、何してくれてるの???
俺が慌ててポケットに近づくとポケットは持っている人間が消えたのでそのまま地面に落ちてしまう。
え?
イブキ消えたよ‥。
俺は慌ててポケットの中に手を突っ込む。
するとムニュと柔らかい感触が会った。
ん?
不思議に思い何度もソレを揉む。
ウーン、どこかで触ったことがあるような‥。
『イヤーん、お兄ちゃんのエッチ!』
イブキの声が聞こえてくる。
『お兄ちゃんも早く中においでよ!
ほら、続きしよう‥。』
アホらしくて声が出ない。
俺が困っているとセオリがテクテクと歩いてくるとポケットに手を突っ込んでイブキの頭を鷲掴みにする。
『あっ、セオリ。
え?
ちょ痛いよ。
何でそんなに怒ってるの?
ねぇ、頭ミシミシいってるよ。
お兄ちゃん助けて!
セオリ本気だよ!』
イブキが何かを言っているが無視する。
その後、イブキをポケットから引きずり出すとセオリは説教にはいるのであった。
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