第474話 喧嘩3
この人、本当に妹に火球をぶち込んだよ。
さすがにダメでしょ!
思わずお兄さんを睨みつけてしまう。
火球が直撃したアリシアはその後立ち昇った炎の柱でよく見えなかった。
「大丈夫なの?」
今だに羽交締めを続けるセオリに尋ねる。
『フフ
心配は無用です。』
ほんとに?
燃えあがるアリシアを見て心配になるのであった。
お兄さんは勝ちを確信したのかドヤ顔でカッコつけている。
すると突然アリシアの笑い声が響きだす。
「アハハハハ。
この程度ですかお兄様は?
あ〜可笑しい。」
何かの弾ける音が響くとアリシアの周りにあった炎が全て消えてしまう。
目の前の事が受け入れられないのか、お兄さんが呆然としている。
「何を惚けているのですか?
今度はこっちの番ですよ。
お兄様が火でしたので私は風にでもしましょう。」
アリシアが手を軽くふると風の刃がお兄さんを襲う。
「何を言うかと思ったら、たかが風だと?
笑し!
我鉄壁の防御を‥」
お兄さんが最後で話す事もなく首を落とされてしまうのであった。
え?お兄さん?
鉄壁の防御は???
速攻殺されてるじゃん!?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます