第473話 喧嘩2
「ちょっ、何で止めるの??」
羽交い締めにするセオリに抗議する。
『満足するまでやらせてあげなよ。
ほら、ことわざで「雨降って血固まる」って言うじゃん!
それだよそれ。』
「それを言うなら『雨降って地固まる』だろ。
血が固まると怖いよ!!」
絶対にわざと間違ったと確信する。
『大丈夫!
最後はきっと仲直りするって。』
どこから湧く根拠なのか自信満々なセオリ。
まぁ、羽交い締めされてて何も出来ないので見守るしかないけどね。
最後は諦めの境地であった。
準備が終わったのか詠唱が止まり、巨大な火球が現れる。
え?
アレを妹にぶつけるの??
さすがに引いてしまう。
「降参するならいまだぞ!」
お兄さんが悪役のような台詞をはく。
「誰が、降参するか!
ほら打って来なさい!!」
アリシアがカモンとお兄さんを挑発する。
「だったら死ね!!」
躊躇なく妹に火球をぶち込むのであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます