第435話 闇44


自ら召喚して現れようとする妖怪に心当たりはなかった。


声の主は怒ってたのが気になるが、とりあえずこれ以上怒られないように身構える。


光の柱が段々と小さくなっていく。


そして柱がなくなると、そこには‥。


黒のゴシック衣装を着た女性が現れるのであった。


現れた女性はキッとカーミラを睨みつけ、叫び出す。


「アンタがヴァンパイアね!

 私は吸血鬼よ!」


突然の事にキョトンとするカーミラと俺。


さすがにこのままだと埒があかないので吸血鬼に話しかける。


「あの〜ヴァンパイアと吸血鬼って同じじゃないですか?」


俺の言葉に吸血鬼が怒りだす。


「はぁ?

 今、何ていった??

 もういっぺん、言ってみろ!!」


気がついたら胸ぐらを掴まれていた。


目が血走っている。


え?

マジで!

吸血鬼の英語表記がヴァンパイアじゃないの??

俺は頭の中で混乱していた。


でもこの様子だと違うようだ。


何とか怒りを収める方法を考えるのであった。

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