第383話 闇27


 不吉なキーワードを聞いたがきっとセオリ達が俺達の為に裏で動いてくれた結果なんだろうと予測出来た。


「俺にはセオリ達が何をしてきたか聞く義務があるの思う。

 良かったら何をしてきたか教えて欲しい。」


セオリの目を見てしっかり気持ちを伝える。


セオリは少し考え込むと仕方がないなぁと言いながらも笑顔で口を開いた。


「さっきの呪いをかけてきた男だけど人肉食べるって教えたよね?

 実はヤバめの儀式で食べてるみたいで‥。

 人を誘拐したりしてかなり危ない集団になってた。

 しかも人数も多いみたいで各地に散らばってて厄介だったよ。

 でも安心して‥

 全員処分したから。」


セオリが淡々と事実を教えてくれた。


人を誘拐して食べる連中だ、いなくなった方が絶対にいいはず。


俺は無言でセオリの頭を撫でてあげる。


突然頭を撫でられてセオリがビックリしている。


続けてセオリの頬にキスしながら労いの言葉をかけてあげるのであった。

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