第382話 闇26
俺の首に抱きついたセオリはほっぺ等にキスの雨をふらせる。
それを見て硬直する緋莉とディアーナ。
緋莉はセオリに逆らう事はしないがディアーナはセオリの事を知らないので噛み付く!
「何処から現れたの!?
ちょっと離れて下さい!」
ディアーナが俺からセオリを皮下剥がしに入る。
ディアーナがセオリに触れようとした瞬間、バチって音がしてディアーナの手が弾かれる。
「ごめんごめん。
人間如きにが私に触れられるわけないじゃん。
今回は許すからそこで大人しくしてて。」
セオリが満面の笑顔で圧をかける。
それはもう俺や緋莉ですら冷や汗が止まらないレベルで‥。
「おっ、耐えた!
凄い精神力だね。
普通なら気絶するのに。
いゃ〜イチロー君、掘り出し物見つけたね。
これはキープだよ!」
何がキープだよ。
お酒じゃあるまいし。
それにしてもセオリに気に入られるとは‥。
ディアーナに関心するのであった。
「それにしても疲れたよ。」
セオリが珍しく不満事を言っている。
「何か大変な作業でもあったの?」
興味本位で聞いてみる。
「うん、大変だったよ。
いろいろな所にちらばってたから根こそぎ駆除するのに苦労したよ。
ゴキブリかよっ!って感じかな。」
セオリがケラケラと笑う。
根こそぎ?
駆除?
ゴキブリ?
不吉なキーワードに嫌な予感がするのであった。
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