第379話 闇23


 セオリの話を聞いて結論は出た。

あの子を2人に渡す訳にはいかなくなった。


2人が競い合っている場に俺も参加する。


突然俺が手を挙げたので2人は驚いていた。


黒いスーツの男は何故がニヤリと笑った。


何だろうとても嫌な気分になった。


何でだろう‥。


『フフ、なかなか鋭いね。

 あの男はイチロー君が自分と同じロリコン仲間だと勘違いしたみたい。』


あの野郎!

誰がロリコン仲間だよ。

ってかあの男、あんなに渋いのにロリコンなの!?


人は見かけによらないと改めて思った。


その後も2人と競っていてが、まずは老人が勝負からおりた。


後はあの中年の男だ。


中年の男は俺のことを睨みつける。

それはまるで親の仇を見るかのように憎しみが込められていた。


すると男が何かを呟きだした。

離れているので声は聞こえないが普通の言葉ではなさそうだ。

口が物凄いスピードで動く。


何だろう急に鳥肌が立ってきた。


男の口がさらにスピードアップする。


するとドンドン気持ちが悪くなってくるのであった。

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