第351話 デート3


「この店って‥。」


俺が紫花を連れてきた取って置きの店はバーであった。


このお店は娼館を紹介してもらったジョニーが教えてくれた店だ。

かなり雰囲気のある落ち着いた感じである。


「お、俺が酒を避けていたこと知ってるだろ?それなのに何でこの店に連れてくる?」


紫花は若干怒っている様子だ。


「今日デートして楽しかった。普段とは違ってお淑やかな紫花も可愛くて綺麗だった。でも俺は普段の豪華だけど実は優しい紫花のがもっと好きかな‥。」


気持ちが伝わるように本音を伝えてみる。


俺の言葉を聞いて紫花は目を見開いて驚いた後、照れたのを誤魔化すように俺に軽く殴りかかってくる。

その時、一瞬だが目に光るものを見たのであった。


その後、紫花は大量のお酒を飲んだが、終始笑顔だったのが印象的であった。


そろそろ帰ろうかと思った時、紫花が俺に抱きついてくる。


「さっき店員に聞いたけど、実は二階に個室があって泊まれるらしい‥。俺、飲み過ぎて歩くのが辛いんだ‥。」


紫花が上目遣いに俺を誘ってくる。


あまりに色っぽいかったので思わず生唾をのんでしまった。


その後、二階に上がるとお互いがむしゃらに相手を求めた。


その時の様子を覗き見していた者達は、あまりの官能的な様子にあてられてしまうのであった。


「さすがにコレは理性がもたないよ‥。それにしてもこんなにタガが外れてしまうとは‥。」


その後、紫花も妊娠してしまいセオリが頭を痛めるのであった。

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