第317話 着替え1


 服屋に入るとゾン、八重花、九曜、紫花の4人はそそくさと洋服を選び出す。


紫花はお酒にしか興味がないかと思っていたが、洋服にも興味があるようだ。


!?

紫花に睨まれてしまった‥。

心の中がよまれてるのか?

思わず身構えてしまう。


ちなみに今入っている服屋は街の中で一番大きな店のようで3回建てになっている。

男性の服はあまり置いてなくて、殆どが女性の服だった。


ドレスから冒険者の服など、いろいろな物が置いてあるようだ。


店の奥にランジェリーコーナーもあって、かなり際どい物が売られているようで思わず恥ずかしくなる。


異世界でも女性の服選びは時間がかかる事から、店の中に椅子が置いてあって、殆どの男性が座っていた。


これは長丁場になりそうだ‥。


女性スタッフから頂いたお茶を飲んでいると後ろから声がかかる。


さぁ、一番は誰かな?

楽しみながら振り返ると何故かメイド服を着た紫花がいた。


なぜ、メイド服!?

紫花のことだからビキニアーマーかと思ったのに‥。


紫花がメイド服を着て、顔を赤くしていた。


「似合わないか?」


いつもは着物を着崩している紫花がメイド服だと!

しかもモジモジしている。


「とても似合ってるよ!うん、最高だよ!今日はその衣装で過ごしたがいいよ!うん、過ごそう!!」


思わず声が大きくなる。

周りにいた男達も紫花を見てザワザワしている。


「もう少し他のも見る‥。」


それだけ言うと紫花は早足で消えてしまう。


少しスカートの丈が短いのか太ももが見えてしまう。


これは他の子も期待出来ると興奮するのであった。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る