第268話 ドラゴン達の戦い


「それでは、戦闘を開始します!私達以外にも味方はいますが、気にせず攻撃していいから。先程のセオリ様の計らいで味方には攻撃が当たらないようになってるとの事です。えっ?どうやって?そんな事はどうでもいいのです!とにかく動くものは遠慮せず攻撃しろ!!いいからやれ!」

プリムラが最後は興奮しながら戦闘開始の合図を出す。


ドラゴン達は困惑したが、プリムラが怖いので戦闘を開始した。


コボルト、ゴブリン、オーク、オーガ、トロール、ハーピー、ゴーレム、サイクロプス、トレント、アンデッド、スケルトン、グール、リッチなど多種多様なモンスターがどんどん現れる。


レッドドラゴンは炎を撒き散らす。

ホワイトドラゴンが氷の塊を空から落下させる。

ブルードラゴンが雷を落とす。

グリーンドラゴンが毒を撒き散らす。


「何か俺だけ地味じゃない?」

グリーンドラゴンだけが自分の攻撃に満足していなかった。


「ふふ、いい感じですね。これなら指輪もゲットです!」

プリムラは手応えを感じ、喜んでいるとドラゴン達の攻撃に耐えたサイクロプスが近づいてきた。


「やはり特殊個体もいるようですね。中々楽しめますね。」

機嫌の良いプリムラはブレスで瞬殺せずに尻尾を何度も叩きつけてサイクロプスをミンチにしていった。


その様子を見ていたモンスター達はプリムラからこぞって逃げていった。

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