第265話 プリムラの説明


魔法陣の光が収まると、そこには巨大なドラゴンが複数現れた。


「呼び出しに応じてくれてありがとう!」

プリムラが大きな声で出迎えの言葉を伝える。


「約束ですからね‥。それより2000年ぶりだったわね。元気にしてた?」

全身真っ白なホワイトドラゴンが親しげに話しかけてくる。


「元気だったわよ。元気すぎて子供作っちゃった。」


「はぁ、誰の子だよ?まさかレッドドラゴンじゃないよな?」

全身青のブルードラゴンがレッドドラゴンを睨みつける。


「お、俺じゃねぇよ!そもそも俺には相手いるし‥。」

疑われたレッドドラゴンが目を逸らす。


「ま、まさかあの時の子供か?‥‥‥ごめん、冗談です。そんなに睨むなよ。」

全身緑のグリーンドラゴンが冷や汗をかいている。


「えー、皆んな静かにして。今から真面目な話をします。」

プリムラが全員に睨みを利かせる。


神竜には逆らえないのか4頭の竜が静かになる。


「簡単に説明すると‥。上位神と結婚しました。あっ、今度からはプリムラって呼んでね。ちなみに娘も同じ相手と結婚してて、メアって言います。可愛がってね。」


「「「「はぁ?」」」」


4頭が同時に声を上げた。

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