第257話 戦闘開始


戦闘参加者と見学者である俺たちのはラー達の両親が亡くなった場所の近くに転移してきた。


そこは森の中の開けた場所のようだ。


転移するとすぐにモンスターが寄ってきた。


八重花、咲夜、白音、九曜、紫花、真雪、メア、ウィット、プリムラがバラバラにモンスターに向かっていく。


「お館様。言い出した私が言うの何ですが‥。皆さん大丈夫ですか?オークジェネラルやトロールがいるんですよ?」


シノブさんが少し青い顔をして心配しているようだ。


「このメンバーなら大丈夫だよ。仮に怪我しそうになったら神様が助けてくれるから。それと、誰がお館様だよ?」


「えっ、神様がいるのですか?だったら神様が直接対応してくれれば‥。」


「神様は基本的にはこの世界のことには干渉しないから。緊急事態の時だけ助けてくれるけど、それはあくまでも俺たちの家族の場合だから。」


「わかりました。必要以上に接触しないようにします。」


さすが年長者。

無理に神様のお近づきになりたいなどが無くて助かる。


「そういえば、ラー様が族長として認められた場合はすぐに婚姻してもらいますので。今日指輪を発見したら、今日中に婚姻して、即初夜を迎えてもらいます。その時はヤー様も一緒でお願いします。見届け人は私が行いますので安心して下さい。習わしでちゃんと機能するのかを確認する役目は私がしますので‥。存分に出して下さい!!」


目の前で戦闘が行われているのにシノブさんが恐ろしい事を言い出すのであった。

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