第241話 来訪者


暴走したぬーちゃんは明日香が教育して、その後はいきなり襲ってくる事はなくなった。


全てが順調に進んでいると、それは突然現れた。


「旦那!何かきます!」

ぬーちゃんが突然叫ぶと、国境の森の中から飛び出してくる物がいた。


最初は何かのモンスターかと思ったがよく見たら、肌の黒い女の子だった。


身長は160センチぐらい、何かの毛皮で作った服を着ていた。

ただ服と言っても腰蓑と胸を最低限隠す程度の物だった。


ちなみに胸はかなり大きかった。


俺の感想はいいとして、その子はふらふらと近づいてきたかと思ったら、倒れ込んでしまった。


よく見ると全身に切り傷があり、出血もかなりひどい状態だった。


「璃水、薬!」


急いで璃水を呼び出し、薬を塗り込む。

傷はすぐに塞がったが息も荒く、かなり状態は悪そうだ。


急いでセオリに頼んで屋敷に転移してもらい、すぐにアルツを呼び出した。


「イチ、戻って!」

緋莉から念話が来たのですぐに元の場所に転移してもらった。


元に戻った俺の目に飛び込んできたのは、大量のモンスターと戦う皆んなだった。

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