第237話 氷土
朝イチに亀を討伐し、その後は特に問題なく凍結作業が進んだ結果、全ての土地を凍らせることに成功した。途中様々なモンスターが登場したが血気盛んなメンバーに駆逐された。
日も暮れたので屋敷に戻り今後の開発について話し合う事になった。
現在決まっていることは凍結させた土地を俺が収納して、空いた空間に土をいれること。
その作業はイリスと玖々莉が行うこと。
この後の作業を決めようとしていると真雪が異議を唱える。
「全てを土にしなくても良くないですか?」
「えっ?街を作るにしても、畑や森を作るにしても土のが開発し易くない?」
俺の素直に意見をぶつけてみる。
「そうではなくて、氷土を残してくれませんか?」
「氷土いる?」
「私も雪花も氷土があると嬉しいです。」
真雪の言葉を聞いて雪花を見ると同じ気持ちのようだ。
「ごめん、どうしても人間ベースで開発を考えてしまうね。今後、子供達も生まれるし妖怪の事も考えて開発するようにするよ。」
俺は皆んなに頭を下げる。
「俺の考えだと都市、畑、川、池、山、森を考えてて、これに砂漠と氷土を追加するとして他に必要な環境ある?」
紫花が手をあげる。
「戦場!」
「殺し合いは駄目です、却下で!」
緋莉が手をあげる。
「地獄。」
「地上には必要ないです、却下!」
「璃水は川と池があれば大丈夫だよね?」
「はいっす!」
すると梓月が恐る恐る手をあげる。
何故だろう、何となく何を言うかやかってしまう‥。
「あ、小豆畑が欲しいです。」
「うん、畑で作る予定だから安心して。」
白音が手をあげる。
「白骨‥、あっ‥墓地。」
今、白骨って言ったよね?
まぁ、墓地はのちのに必要になるよね。
「墓地は採用!」
白音が満面の笑みを浮かべる。
本当は墓地は都市の近くに作る予定だったけどね。そこはあえて口に出すほど野暮ではなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます