第233話 初夜4-2


俺の背後には裸の梓月が立っている。


梓月の緊張感が伝わってくるせいか、俺の感覚は研ぎ澄まされていた。


梓月の心音が伝わってくるが、かなりドキドキしているようだ。


梓月も覚悟を決めたのか、徐に口を開く。


「では、失礼します。」


そう言うと梓月が俺の背中を洗い始める。


小さな手が優しく背中を擦る。


ヤバい、気持ち良すぎる。


一応タオルで隠しているが、思わず下半身が反応してしまう。


ぎこちないが丁寧に洗ってくれている。


すると急に洗うのをやめてしまう。


どうしたのかと心配していると、また洗い始める。


ん?何かさっとは違う気がする‥。


えっ?もしかして胸で洗ってる???


うん、この感触は胸だ‥。


「あっ‥‥。」


「ん‥‥。」


いや

そんな声出されても‥。


「あ、明日香さんがこれをしたらイチロー様が喜ぶと聞きましたので‥。お嫌でしたか?」


「ぜんぜん嫌じゃないです!!」


「良かった‥。」


「ん‥‥‥。」


明日香さん、グッジョブです!!

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