第218話 モンスター情報


砂漠を土に変える作業は俺、イリス、玖々莉で行い、他のメンバーは砂漠に住むモンスター狩りにきまった。


「そういえば以前、地竜を退治したけど他にもモンスターいるの?」


冒険者にはなってみたけど、ほとんど活動を行っていないので他のメンバーに訪ねてみる。


「地竜以外にもサンドワーム、サンドスコーピオン、サンドゴーレム、蟻地獄などがいるぜ。」

元ギルドマスターのゾンが答えてくれた。


「やっぱり地竜が1番強いの?」


「いや、ヌシ蟻地獄が最強だな。あれは地竜でさえ丸呑みする化け物だ。もちろんSSS級の神竜には敵わないが、それでも災害級と言われていて、ここ数百年討伐されていない化け物だ。」


ゾンの話を聞いて半分は青い顔をしている。もう半分はニヤニヤが止まらない。

戦闘狂の妖怪の目がギラギラしている。


「あと、おとぎ話に出てくる化け物もいると言われているが、そっちは誰も目撃者がいない。まぁ、目撃者したら殺されている可能性があるけどな。」

ゾンが笑いながら話してくれた。


プリムラに目線を送るが、目を逸らされた。

え?何かいるの?


「プリムラ、そんなのいるの?」


「います、超巨大な亀です。馬鹿みたいに硬いやつで、私のブレスにも耐えます。全長は白音様より大きいです。」


「そんなの倒せるわけないよね?もしかしたは共存出来ないの?」


思わず共存の道を考えるが、プリムラが首を左右にふる。


「ムリですね。知能が低いので会話も出来ませんし、動くものは何でも食べてしまうので‥。過去には町ごと食べたこともあります。」


町ごとって‥化け物だな。


「セオリは倒せないの?」


「もちろん倒せますよ。ワンパンですよ。」

セオリがケロって答える。


「さすがセオリさん、頼りになる。じゃー亀はセオリに任せて『待ちな!』」


ここで紫花から待ったがかかるのであった。

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