第217話 会議5


璃水の案を採用しようと思う。

あとはベネチアのような水上都市にするのか、ファンタジー感を出した空中都市にするか‥。


「そもそも空中都市とか技術的に出来ると思う?」


皆んなに尋ねてみるが誰も答えてくれない。




『出来るも何も創造神なんだからそれぐらい簡単なのに。お兄ちゃんかわいい。』


『イブキ、創造神の事は秘密でしょ。』


『わかってるよ。全てが思いのままだと面白くないからね。』


『何かを成すには、努力をせないかん。』





「空中都市はさすがにやり過ぎかもな‥。農地のこともあるし、基本的には陸地にして王都の周りを湖にしてみようか。」


俺が案を出すと皆んなも納得してくれた。


よし、先ずは砂漠を土に変える作業だ。

これについては俺、イリス、玖々莉で地道にやっていくしかない。

イリスは土魔法、玖々莉は泥田坊の能力で作業を進める。

俺は砂漠を収納するのと消耗した力を補充する係だ。


「そういえば、砂漠に魔獣がいるみたいだから駆除して欲しいのだけど誰かやってくれない?」


するとかなりの人数が手をあげてくる。

うわぁー、やっぱりそうなったか‥。

まぁ、駆除してくれるのなら問題ないか。


「怪我とかしないでね。あっ、ただ駆除しても面白くないから倒した数を競ってみようか?一位の人には何かご褒美あげるよ。」


皆んなの目の色が変わった。


「王妃王妃王妃王妃王妃王妃王妃王妃王妃王妃王妃王妃王妃王妃王妃王妃王妃王妃王妃王妃王妃王妃王妃王妃王妃」


「子供子供子供子供子供子供子供子供子供子供子供子供子供子供子供子供子供子供子供子供子供子供子供子供子供」


「2人っきりの夜2人っきりの夜2人っきりの夜2人っきりの夜2人っきりの夜2人っきりの夜2人っきりの夜」


何か心の声が漏れてるよ‥。

皆んなの様子を見て早まった事を言ってしまったと後悔するのであった。

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