第184話 王妃選び34


私は河童だ。

自然破壊が進んで住むところがどんどんなくなっていった。

そんな時、友達の雪女が異世界に行った事を聞いた。

私も異世界行きたいなぁ。


おわり





「ちょ、ひどいっす!勝手に物語捏造しないで下さい!!」

璃水が明日香に文句を言っている。


「あんたのはいいでしょ?どうせくだらないだろうし‥。」


明日香と璃水の争いは無視して話を進める。


「とにかくパートナーを決めよう。誰か希望ある?」

俺から質問する。


「「「「「「「緋莉」」」」」」」

本人を除いた全員が緋莉を選んだ。

まぁ、普通そうなるよな。


ここで明日香が動く。

「緋莉様が1番強いのですから、1番弱い『小豆洗い』と組んでみてはどうですか?」


いや、さすがに緋莉も断る「わかった。」

了承しちゃった!


その隙に河童が動く。


「雪花、一緒に組みましょう!元々は私たち2人から始まったことですし‥。」

「いいよ。」

雪花が了承して、2組目が決まった。


残るは明日香、瞳、鏡月、泥田坊の4人だ。



やばい、やばい、やばい。

瞳、鏡月、泥田坊の雑魚しか残ってない。

くそー、璃水め!雪花と組みたかったのに!!


目玉に鏡に泥って‥。

詰んだわ。

少しでも可能性があるのは‥。


「泥田坊、私と組みなさい!」

「あっ、はい。ぬらりひょん様。」

3組目と4組目が決まった。


その後のくじ引きで

第1試合

『緋莉・小豆洗い』vs 『雪花・璃水』

第2試合

『明日香・泥田坊』vs 『瞳・鏡月』

に決まった。


「あっ、今更だけど質問していい?」

俺はずっと疑問に思っていたことを聞くことにした。


「何か?」

ピリピリムードの明日香が答えてくれるみたいだ。


「そもそも妊娠してるのに、闘って大丈夫?」


「はぁ、あんたバカ?」


うぁ!久しぶりに聞いたよ、そのセリフ。


「妖怪の子供が戦闘ぐらいで死ぬわけないでしょ!そもそも妖怪は死なないわよ。」

最後は呆れるように答えてくれる。


「ついでにもう一つ。妊娠してから3ヶ月以上たつけど、お腹に変化ないよね?」


何だろう、皆んなが馬鹿にしたような顔をしている。


「イチ、知らないの?妖怪の子供は早くても2年しないと生まれない。種族によっては10年かかる。」


俺は緋莉から驚愕の事実を聞かされる。

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