第167話 王妃選び17
うーん、地味だ。
俺の目の前で、イリス・ゾン・アメリアが正座をしている。
物凄く絵柄が地味だ。
3人とも美人で絵にはなるが、いかんせん正座なので特に動きはない。
ただゾンは体格が大きいので正座は不利ではと思っている。
10分経過‥
3人とも表情は変わらない。
30分経過‥
3人とも表情は変わらない。
60分経過‥
「セオリさん、これっていつまで続くかな?」
「3人とも我慢強いですから2・3日はイケると思います。」
「えっ?2・3日続くの??」
「イチロー君が我慢出来ないのですか?しょうがないですね‥。分かりました!少しテコ入れしましょう!」
そう言うとセオリの手に何時ぞやの拷問で使われた重石が現れる。
イヤイヤ、それ拷問だから!!
セオリから石を奪う。
「拷問は駄目だから!!」
セオリが残念がったが何とか拷問は阻止出来た。
「分かりました。正座は引き分けにしましょう!もう一度サイコロにを回します。」
セオリがサイコロを回す。
「『自由(アメリア)』ハイ、略してフリーです。」
どういうこと??
「アメリアが勝負方法を決めるということです。チャンスですよ!!」
おー、それはアメリアに有利だね。
アメリアは何を選ぶのかなぁ。
「あの‥、勝負方法は何でもいいのですか?」
「ハイ、好きな方法を選んで下さい。遠慮しなくていいですから。貴方がずっとやりたかったことを言って下さい。心の奥底に願っていることを!さぁ!!」
何かセオリが怖いんですけど。
「では、SE○で‥」
アメリアが顔を真っ赤にしてつぶやく。
「えっ?」
「イチロー様をより気持ちよくした方の勝ちでお願いします!!」
で、また場所をマツカゼに移し勝負が行われた。
下馬評ではイリスかゾンだと思われていたが王族に伝わる房中術で『アメリア』が圧勝した。
アメリア、初めてだったのに‥。
やっぱり王族って凄いと改めて思ってしまった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます