第166話 王妃選び16
混乱は一応おさまったのでエルフ代表戦が始まろうとしていた。
参加者はイリス、ゾン、アメリアの三名で、この中から1名が選ばれる。
先程の情報を聞いたせいでイリスがオシッコ、ゴキブリとブツブツ独り言を呟いている。
ゾンは相変わらずクールで余裕を感じる。
アメリアは何処か緊張しているようで落ち着きがないようだ。
ちなみに魔法ならイリス、近接戦闘ならゾン、アメリアは戦闘する所を見たことがない。
セオリが話し始める。
「それでは、エルフ代表戦を始めます。例によって内容はサイコロで決めますので。それでは回します!」
セオリが投げたサイコロが勢いよく転げていく。
サイコロが止まったようでセオリが確認にしている。
エルフの戦いなんだから華麗な感じが良いなぁと勝手に思ってしまった。
「『イチロー君のお嫁さんに相応しく我慢強い子を選びます。』ハイ、略して『正座』」
セオリが渋い顔している。
正座が嫌いなのかな?
エルフの3人は正座を知らないのか困惑している。
それより正座自体はいいけど、絵柄が地味じゃないかなぁと別の心配をしてしまった。
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