第153話 王妃選び3


王妃選びは難航していた。

くじ引きや投票を使おうと思ったがセオリから反対されていた。


『イチロー君、話し合い以外は認めないから。』


セオリには、何か考えがあるんだろうけど‥、さてどうしたものか‥。


するとステアが手をあげる。

何だろう、先程とは目の色が違うように感じる。何か自信に満ち溢れていた。


「私からの提案ですが、種族別に代表を選ぶのはどうでしょうか?」


種族別?成る程‥。

その後ステアの話をまとめると、こんな感じになった。

①人間代表

②エルフ代表

③ドワーフ、獣人代表

④妖怪代表1

⑤妖怪代表2

⑥その他代表

⑦イチロー様推薦


⑦の俺の推薦っているかなぁ。


ジルヴァが反対する。

「これだと人間が不利です。⑦を人間代表2にするのはどうでしょうか?」


「素晴らしい!」

カタリーナが同調する。


「では、

①人間代表1

②人間代表2

③エルフ代表

④ドワーフ、獣人代表

⑤妖怪代表1

⑥妖怪代表2

⑦その他代表

でいいかな?」


誰からも反対意見は出なかった。

それにしても妙案だよね、さすがステアだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る