第152話 王妃選び2
セオリがふったサイコロによって王妃の人数が7人に決まった。
『神7みたい(笑)』
ファンから怒られそうなので辞めて欲しいっす!
あと神ではないです!
さて、セオリを除いた27人から7人を選ぶ訳だけど、どうしようかな。
①クジ
②投票
③話し合い
①は不謹慎とか言われそうだし‥。
②は自分に入れると意味ないし‥。
あっ、自分以外にすれば面白いかも。
③は永久に決まらなそうだし‥。
「誰か辞退したい人はいませんか?」
イリスが少しでも数を減らそうと策を弄する。
誰も名乗り出るものはいなかった。
「大変申し上げ難いのですが、やはり王族でかためた方が宜しくないですか?」
カタリーナが攻勢に出る。
カタリーナ、ぐいぐいくるよね?こんなキャラだったかな‥。
実はこのやり取りの裏ではセオリが動いていた。
雪花、ニーナ、ステア、レイペルの比較的性格がおとなしい子が辞退しようとしていたのだ。
4人が手を挙げようとした瞬間、セオリの声が聞こえてきた。
『自ら辞退した子は、妻を辞めてもらいます。イチロー君には悪いけど、記憶から抹消します。』
『それは酷すぎます!私が身を引けば話し合いが円滑に進むはずです!」
ステアが反論したが、他の3人も同じ考えであった。
『そんな負け犬根性でイチロー君との間に子供が出来ると思うの?イチロー君のことを愛しているなら戦いなさい!!勝ち取るのよ!!』
『『『『ハイ!!』』』』
4人が闘志を燃やした。
ちなみに雪花は自分が妊娠している事を忘れてしまい、まんまと策にはまるのであった。
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