第147話 地竜退治2
セオリの頭を八重花より長く撫でであげる。もう満足したのか俺からすっと離れていった。
「八重花、折角お手本見せてくれて悪いんだけど、そもそも蛇をもっていないので真似できないよ。」
「そんなことないですよ〜、ほらそこに‥。」
八重花の視線が俺のアソコに向けられる。
いや、それ下ネタだからね!
それに全然ウケてないから!
ほら、この場に微妙な空気が流れ出したよ。
「まぁ、冗談は良いとして‥。蛇1匹あげましょうか?」
八重花が真剣な表情で尋ねてくる。
うーん、ちょっとだけ欲しかったけど蛇を首に巻くって‥。
ほら何とかの呼吸みないになるじゃん。
パクったと思われそうなので丁重にお断りした。
さてどれも参考にならないや。
えっ、プリムラもやりたいの?
まぁ、2人ともやったので仲間外れは嫌だよね。
ハイハイ、もうヤケクソだ。
プリムラにも手本を見せてもらう。
あっ、竜形態になるの?
もうこの段階でアウトじゃん。
で、極大のブレスを吐くと‥。
もう首を回収できないよね。
砂、ドロドロじゃん。
しょうがない、俺は俺のやり方で倒すよ。
まず、地面に餌を置きます。
収納してた牛っぽい魔獣にした。
とりあえず剣でついて血を出させる。
それから数分すると地竜が餌に群がってきたので、餌を食べて隙だらけの地竜に斬りかかる。
ちなみに地竜は全身岩に覆われている。全長15メートルぐらいで頭にツノが生えている。
「もらった!」
俺は気合を入れて斬りかかる。
キーン!
思いっきり弾かれてしまった。
それから何度も斬りかかるが全然切れない。
するとセオリからアドバイスをくれた。
「イチロー君、魔力込めないと。」
あっ、忘れてた。
では、気を取り直して地竜に斬りかかる。
今度はまるでバターを切るようにサクッと地竜をぶった斬った。
その後は波乱もなくサクサクと地竜を倒していった。
その横では、セオリと八重花の会話が行われていた。
「セオリ様、あの尋常じゃない魔力は何ですか?魔力が多過ぎて刀身が霞んでますよ。」
「さっきから大陸ごと斬ってるから、フォローするのが大変。イチロー君は後でお仕置きね。」
さすがに大陸ごとと聞いて八重花もビビっていた。
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