第95話 訪問2
さて、どうしようかな。神様から使徒だと認定されてしまった…。
そういえば使徒って何をすればいいのかを聞き忘れてしまった。
神『特にないぞ。好きなように生きろ。』
相変わらず、俺の考えは筒抜けのようだ…。とくかく平和的に生きよう!!
まずは目の前のこの子をどうにかしないと。
イチロー「ごめん、紹介が遅れました。俺がこの屋敷の主人のイチローです。一応使徒です。」
イチローが会釈をする。
???「俺は獣人国第一王女のシーラ。では、戦おう!」
シーラが戦闘態勢をとる。
まずい!この子は戦闘狂だ。
このままだと瞬殺されてしまう。
イチロー「何故戦う必要があるの?」
きっと無理だとは思うが説得を試みる。
シーラ「強い奴と戦いたい!」
でたー、どっかのサイ○人的発想。
イチローが困ってると今度は我が家の武闘派から戦わせろとの意見がでる。
誰を指名しようかと考えてると全員が自分にやらせろという目で訴えてくる。
イチロー「では、みんな順番で戦ったら?」
俺は特に何も考えずに発言したのだが、嫁達はたいそう喜んだそうな。
結果として、シーラは全員にボコられた。緋莉や明日香は手加減したが、咲夜に至ってはオシッコを漏らさせるぐらい怖がらせた。
その後、ステアがお風呂に入れて目の前にいるのだ…。
シーラ「お見苦しいところをお見せしました。獣人にとって…をみられるのは最大の屈辱です。我が国の掟に従い、俺はあなたの嫁『待った!』」
シーラがいつもの流れに持ち込もうとしているので強引に止める。
イチロー「俺は何も見ていない。シーラは訪ねてきただけ。オッケー?」
シーラ「俺を侮辱するつもりか!!」
シーラが涙を流して激昂する。
あー、これって嫁とか奴隷のパターンだよね。俺は同じ過ちは繰り返さない!!
これならどうだ?イチローは思い切った発言をする。
イチロー「俺は弱い奴が嫌いだ。強くなって出直してこい!!」
すると身内から悲鳴があがり、温厚派のメンバーが泣き出す。
いや、冗談だから。
ね、許して。
結果、イチローは泣き出したメンバーのフォローで一晩中謝る事となる。
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