第69話 家族会議?2
明日香「とりあえず、自己紹介して。」
明日香が威圧的に言う。
すると姉妹は臆することなく発言を始める。
姉「リーンよ。」
妹「リース。」
終わりかい!
明日香「何者?何が狙い?」
明日香が殺気を飛ばす。
リーン「我らは闇の精霊の一種で、今より数百年前、神により東方の刀と言われる武器に封印されておった。」
リース「その後、武器屋を転々としていたら、そちらの男にたどり着いたの。」
リーン「血を吸ったことで、我の眷属にしたがの!」
お姉さんが高笑いする。
リース「力をやると言ったら簡単に騙されて‥。バカな男。」
妹が蔑んだ目で俺を見る。
えっ、俺眷属にされたの?
明日香「アンタら馬鹿なの?イチローを眷属化した?上位な存在を眷属化出来るとおもってるの?バカなの?」
リース「上位じゃと?何を馬鹿な‥。そこの男、妾に跪け!」
イチロー「嫌ですが‥。」
リース「なっ、何で逆らえる。」
リーン「私の靴を舐めろ。」
イチロー「嫌です。そういう趣味はないですから‥。」
ウィット「貴方達の最上位でも眷属化は出来ませんよ。」
リース「何故、天使がおる?我らを討伐に来たのか?」
ウィット「私はイチロー様の生涯奴隷です。討伐とか興味ないです。今は妻側の席に座るのが目標ですから。」
ウィットが俺に流し目をくれる。
リーン「姉様、上位とはどういう‥」
妹が何かを言いかけたが、緋莉が遮る。
緋莉「従う?死ぬ?」
抑揚のない目で睨みつける。
リーン「イチロー様の生涯奴隷でお願いします。」
姉が跪く。
リース「ちょ、何で戦わないの?」
リーン「勝てるわけないでしょ。あんた気がつかないの?正面の方はほぼ神に近い存在よ。その男、もといお方はそのさらに上の存在‥。私は従うからあんたは戦いなさい。」
リースが土下座した。
リース「私も生涯奴隷でお願いします。」
また奴隷が増えたよ。
そもそも断るって選択肢ないのかなぁ。
とにかくこれでやっと会議が終わった。
俺が席を立とうとすると、声がかかる。
緋莉「まだ終わってない。」
明日香「そっ、ここからが本番よ。」
明日香が笑顔でこちらを向くが、目が笑ってない。
家族会議の後半戦が始まる。
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