第34話 閑話 鎖


あの日、血だらけの旦那様がベッドに横たわっていた。

私は何も出来なかった。

旦那様を助けられない無力な自分が憎い!もし旦那様が死んでいたら、私は全てを凍り尽くしたであろう‥。

幸い、旦那様は私の為に起き上がってくれた。そして子作りに協力してくれた。早く旦那様の子供が欲しい。


目が覚めたが、旦那様が横にいない。

また私を置いていった‥。

あっ、旦那様の気配を感じる。


旦那様を見つけた。みんなとベッドに寝ていた。とりあえず、私達の部屋に連れ帰る。


旦那様が寝ている。

片目が見えなくなった。

璃水の薬でも治らない。

今後は私が旦那様の目の代わりを行う。


良い事を思いついた。

旦那様にプレゼントをしよう。

お揃いのブレスレットを。

2度と離れたりしないように鎖で繋ごう。

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