第23話 ホラーな展開?
私とレイラは急いで街に戻った。
嫌な予感があたって街には魔物が暴れていた。
「アタシに任せな!」
レイラはあたりにいる魔物を次々と倒していく。
いや違う! あたりにいる魔物じゃなくて若い男のそばの魔物ばかり倒している!
「レイラ! 女の人の周りにも魔物がいる!」
「え? 女なんか別に助けても何にもいいことないからやる気出ないわ」
すごく嫌そうな顔をしている。
オイ......この女なんて人なの。
仕方がない。いくら私でも目の前で無抵抗の一般人が殺されていくのを見逃すことはできない!
自分から戦うのなんて初めてかもしれない。
剣を抜くとその使い方がはじめから分っていたかのように体が動く。
レイラよりも早くその場にいた魔物を倒してしまった。
「えっ......マコトすごく強いんだね。アタシ強い男も大好物だから。じゅるり......」
大好物ってなんだよ。魔物よりもレイラのほうが何か怖くなってきたよ。
「もう辛抱たまらん! 既成事実作れば大勝利だよねぇ!!」
まさかレイラが剣を捨てて私に迫ってきた。
「えっ......マジか!? ステータス」
急いでステータス画面を開いた。
レイラと組み合う形で手をつかみ合う。
「アタシといいことしましょ?」
「い・や・だ」
よだれを垂らして気持ち悪い顔で迫ってくるレイラはまさにホラーって感じだ。マジで怖いんですけど!
私は急いで使えそうな魔法を探す。
睡眠魔法スリープ・・・相手を眠らせます。
これだ!! これでレイラを眠らせよう。
「スリープ!」
「ふにゃ......」
レイラはその場に倒れて寝息をたてながら寝てしまった。
女って怖いな.....そういう私も女だった。
レイラをそのばに放置して街の騒がしいほうへ向かった。
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