第4話 ルシファーに着替えた

 「ミュー、地球の管理人に先程の屋敷の爺の傍にゲート開きたいから、座標を貰ってくれ」


「すぐ戻ってくる?」


「ああ、すぐに戻ってくるよ」


ミコ様がミュー様の頭をグリグリと撫でられると嫌そうで嬉しそうな顔をして


「じゃ、歌って踊って待ってる」


そう言って、ミュー様は突然消えた。


「さあ、着替えたないと…………、兄さんも鎧着て準備して」



 目の前で巻き戻しのように


木箱から、流れる金髪の麗人ルシファー様が取り出され、黒髪のミコ様が箱に入る。


ルシファー様の紫の瞳が開かれ、イソイソと棚に直した服を取り出し、着込む。


靴を履かれて、手櫛で髪を整えると


紫の瞳が私を見つめた。


「ハンバーガー、お願いね!!」 ウィンク♡


ドキドキ


ミコ様、その声 その姿態で ウィンクされたら、私は…………



 「座標確認!! ゲート オープン!!」


ラオ様の準備が整った所で、ミコ様が声を上げる。


黒い靄が、現れる。


「ちょと、見てみるね」


靄に首を突っ込みミコ様、靄の中に入ったミコ様の頭部は見えなくなった。


「爺が豪華なベットで寝てる…………、そして美少女がベットの横に座って泣いてる」


…………


「爺…………、そういえば 名前は?」


私を不思議そうに見る、ミコ様。


ハッ!!


「失礼いたしました」


私は、片膝を落とし両手を胸に


「私めは、クラレンス・ジョン・モーティマ ジョンとお呼びください、我が主よ!!」


「ジョンか、よろしくね」


頭を垂れた私の頭を撫でられた…………、歓喜と幸福感が私を包む。


「で、あの少女は誰かな?」


指でコイコイされて、私は靄の中に首を突っ込んだ。


そこには、爺 私が眠りに就いていた、そしてベットの横には


私は、靄から首を出しミコ様に報告する。


「あの少女は、私のひ孫のアリスでございます」


「ジョンのひ孫か~~、じゃ 準備しないと」


ミコ様は、部屋から飛び出していかれた。



 すぐに帰って来られた、人モドキを8人連れて


「前に使った衣装が使えるな、さあ これ着て」


人モドキに服を渡し着せている


そして、ミコ様も着替えだした


その衣装は、古代ギリシャ、ローマ風の衣装


…………服、有るんですね…………


出来れば、その衣装…………欲しかったです…………



「さあ、準備出来たぞ、行こうか!!」


…………何の準備出来たから、私には分からない。


でも、主命である、私は人モドキの後ろに付いて歩き出した。


ミコ様の着替えを見ていた私が思うのもアレだが、その露出度高い衣装は凄く良いと思います。





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