第3話 葉っぱ それは神秘!!

 「この葉っぱには、薬効成分が含まれていてね。股間に鎮静効果が強力に広がる様になってるんだ。 ほら、大きくなると 色々と問題あるじゃない…………この世界さ 大きくなったら OKサインらしいからさ 同意した事になって…………暗闇に引きずり込まれたり………… 、 あ …………たぶん、飽きたら解放してくれるから…………安心?」


 主は私に葉っぱの説明と股間が大きくなると何されるか分からない危険な世界だと説明して頂いた。


危険な世界だ!! しかし、齢92才 すでに煩悩に悩ませれる事無し!!


だけど、先程から生乳をフリフリしてる美女が、流し目で見てくる、ここ店の中 葉っぱ屋さんの中で 不埒な。


しかし、主の前にも関わらず私の股間にモニュモニュと元気な力が…………、ああ 思い出す このリビドー………… 若さって 走って暴れて転落するものだ


「あれ、美人局だから………… 葉っぱ着けたら 大きくならなくなるから、勝負掛けてきたな…………後ろを気づかれないように見て」


葉っぱを着けてないのに、ヒュンと股間に冷気が 


背後には、身の丈2mを超えた3人の女性が私の股間を真剣な目で見ていた


…………大きくなるの、待ってる?


「S級ダンジョニスト ダーク3姉妹…………嫌な奴らに目をつけられた、しかたない 兄さん!!」


主の お兄様が、3姉妹を殴った


その拳の波動で余波で、葉っぱ屋さんは 半分吹き飛んだ 勿論 3姉妹も店外に吹き飛んだ…………


3姉妹は悦楽の笑顔で、追撃を仕掛けたお兄様と殴り合いを始めた。


それは、まるでヘラクレスと地獄の女怪の戦いを想起させる神話の戦いが………… 今、ここに始まっていた。


「ミコ様、お兄様は大丈夫でしょうか?」


3姉妹から、高密度の魔力が感じられる。


殴る度に、殴られるたびに 魔力は強く 密度を増していく 


魔力による肉体強化 3姉妹はビキニ姿で露出した肌に魔法陣が浮き上がる


「兄さんは負けないから安心していいよ、あと 兄さんの名前 ”ラオ”ね、お兄様なんて呼ぶから 鳥肌が立ったよ」


「ラオ様ですね、承知しました」


「じゃ、とっとと 葉っぱを選んでしまおう」


私は、ミコ様に促され 葉っぱを見る 色とりどりの大きさも形も色々な葉っぱ


しかし 気になるのは強い魔力が感じられる、 銀の葉っぱ 金の葉っぱ


「あの葉っぱは?」


気になって仕方ないので ミコ様に聞いてみた


「ああ、魔法陣が刻まれた 魔法具の葉っぱだね…………欲しいの?」


「葉っぱの 葉っぱの魔法具………… 神秘的ですね、どのような力を持たせているんでしょうか?」


禁断の果実を食べて、羞恥を知りイチジクの葉で股間を隠した アダム しかし、この世界では鎮静効果を得る為に葉をつける………… もしかしたら、羞恥の概念が無いかも知れない 全裸が普通に街を歩いてるし…………


「ああ、葉の先から水が出るらしいよ 銀の葉っぱは透明な水が 金の葉っぱは少し甘い黄色い水が やっぱり欲しい?」


「…………、股間に付ける葉っぱですよね」


「だよね、だから ずっと売れずにあるよ。 凄い魔法具職人が作ったジョーク商品だから 魔力を大量に使ってコップ一杯分しか出ないし…………」


「流石、ミコ様 お詳しいですね」


「…………うん」


あ、なんかミコ様の顔が苦悩で影が出来てる。


ここは、大人の対応で この話は終わらせてしまった方がよさそうだ…………


「では、この葉っぱで」


一枚の葉っぱを私は手に取り見せた。


「…………なぜ、金の葉っぱ」


ミコ様の顔は、驚愕の顔になられた。


葉っぱの魔法具 マニアとして コレクターとして ぜひ 欲しい。


ここは何度も欲しいと聞かれていたので、主に甘える事にした…………。


「ミコ!! 今の表情 良いわ~~ いいねボタン 爆押しされてる~~~」


裸の美少女は、スマホ片手に撮影しながら 親指を立て ご満悦だ。


会計を終え、店の外に 店の修理代は、ダーク3姉妹に請求するらしい 店の中で美人局した罰だそうだ。 流し目の美女はいつの間にか いなくなってた。



 店の外での戦いは 終わっていた。


ダーク3姉妹がボロボロになって転がっていた…………



金の葉っぱを、付けた私は街をミコ様達の後について闊歩する


 もう、恥ずかしくない…………


…………


あら、服買いに出たのに 葉っぱ だけ?


ミコ様の自宅に戻って来た…………。



 まあ、ミコ様も ラオ様もパンツ一枚だし 当然なのかも…………



「さあ、服も買ってきたし…………、お金の話をしよう」


ああ、やっぱり この葉っぱが服なのか…………


でも、この私の股間で光輝く金の葉っぱ 愛おしい。 付けたら身体に溢れていた魔力が吸われて 空っぽにされたが、…………宿命の相棒に出会った感がするな~。


「お金でしたら、幾らでもご用意いたしますので…………、そろそろ 色々と説明して頂きたいのですが」


…………


「ハンバーガー 10個 欲しい、食べたい」


…………


重く 非常に重く 言葉を紡がれた。


「私が想像する、ハンバーガーでしたら いくらでもご用意いたします」


私は、慎重に答える もし 私の想像のハンバーガーと違ったら 用意出来ず ミコ様を失望させてしまうかもしれないから。


「じゃ ハンバーガー食べに行こう!!」


ミコ様に不敬と思うも、私は頬が引きつった


「先に説明を 現状の説明を…………。 ここは何処? 私は 誰なんですか?」


涙が出た、奇想天外すぎて疑問が多すぎて 辛いです。


説明してくださいよ~~~~!!



「この世界はエデン 地球世界の隣に有る世界 異世界だね」


「…………異世界ですか」


魔界とか、冥界では無いのか…………。


「そして君は、…………君だね。 あの大きな屋敷で一番偉そうな老人だね。 その体は新しく創って君の魂を入れた、新しい君だね。」


「新しく 創った 魂を入れた????」


「ああ、僕はギフトで人体創造が出来るし、ギフトで魂も操作出来るからね 抜いたり 入れたり出来るんだ」


「人体創造 魂の操作…………ギフト?」


「ああ、そこにいるミューに貰った」


裸でスマホ撮影をしている美少女を指さした。


「ミューは、この世界の管理人だ、ギフトをくれる人だ」


はい? 


「世界の管理人」


「そう、世界の管理人 運営者 地球世界なら 神 かな、 そして ギフトは 神の恩寵 神から贈り物、超能力 魔法 異能 奇跡 とかかな」


「そ、そうですか…………」


美少女は世界の管理人で神、そしてミコ様にギフトを授けたと…………わかった、知識としてはわかった…………、理解は出来ないが…………


…………


「ミコ様は、ミコ様は何者なのですか?」


聞いてしまった、聞かずにいられなかった 貴方は 我らの 我ら一族の信仰の対象 ルシファー様なのですか …………そうだと言ってください。


「俺は、創造神の子供 無限の世界を創りだす104万8576柱の神々の子供 唯一の子供 だからミコ 神の子 御子」


おふ~~~~~~!!


「因みに君に会いに行った時の姿は、地球の管理人から あの姿で君にあいに行ったら すぐお金を出してくれるって言われたから」



おふっ、 おふふ~~~~~!!



理解出来るか~~~~~!!


納得できるか~~~~~!!


 世界の深淵 究極の秘密が 軽く話されちゃたよ~~~


もし、真実なら…………



  いや、真実だろう


 ミコ様 ラオ様 ミューと言う少女から 感じる力


それは、超越の力のはずの魔力を超えた力


 そう、神力 と呼べばいいのか 次元を超えた力を感じる


 矮小なる人の到達不可能な領域の存在


その存在が目の前で 


 ハンバーガーを夢みて、涎をたらし


 ヒンズースクワットで汗をまき散らし


 スマホ撮影を裸で行っている



  カオスだ!!



「じゃ、説明も終わったし ハンバーガー食べに行こう!!」



  カオスだ!!

 

  


















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