第3話子罕第九  子畏於匡章

子畏於匡。曰。文王既没。文不在茲乎。天之將喪斯文也。後死者。不得與於斯文也。天之未喪斯文也。匡人其如予何。




子(し)、匡(きょう)に畏(い)す。曰(いわ)く、文王(ぶんおう)既(すで)に没(ぼっ)し、文(ぶん)茲(ここ)に在(あら)ずや。天(てん)の将(まさ)に斯(この)文(ぶん)を喪(ほろぼ)さんとするや、後(こう)死(し)の者(もの)、斯(この)文(ぶん)に与(あずか)るを得(えざる)なり。天(てん)の未(いま)だ斯(この)文(ぶん)を喪(ほろぼ)さざるや、匡(きょう)人(ひと)其(それ)予(われ)を如何(いかん)せん。




先生は匡\|(キョウ、という土地)でとんだ目にあい、いわれた、「文王はいまはないが、文教はここにあるぞ。天が文教をほろぼす気なら、のちの人はおかげをこうむれないはず。天が文教をほろぼさないかぎり、匡のものはわしをどうにもできぬ。」

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論語 まとめてみた kui @ennsennto

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