第3話 俺はまた死んだ

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名称 マンドラゴラ

HP 34

MP 16

SP 100

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 「え、マンドラゴラ?それってよくゲームとかで出てくるあのマンドラゴラなのか?じゃあどうにかしたら叫べるとかあるのか?ていうかSPってなんなんだ?きっとこういうのは押したら分かるよな。」


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SP(スキルポイント):経験値を得てレベルアップするなどで獲得できる。SPを使うことによって新たなスキルを手に入れることができる。

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 「あースキルポイントね。よくゲームとかで見るやつか。こういうの見るとほんとに異世界転生したんだなって…まあ、せっかくだしスキルでも見てみるか。」


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獲得できるスキル 

         転生特典

         鑑定    100p

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 俺は正直目を疑った。転生特典なんて出てくるとは思ってなかった。

 「『鑑定』か、名前からしていろいろ役に立ちそうだし獲得してみるか。」


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 スキル『鑑定』を獲得しました

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 「おぉ!テンション上がる!

  いや、実際にはテンション上がってる場合でもないと思うんだけど…ううん、くよくよしても仕方ないよな。鑑定を鑑定使って鑑定してみる?即興で考えたけど、口に出したらより意味わからんな。」


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 鑑定:対象物の効果や情報、ステータスや能力を確認することができる。

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 そうしている内に足音が聞こえてきた。

 その足音はだんだんと大きくなる。

 そして目の前で足音が止まった。

 「やっと見つけたよ。マンドラゴラをこんなとこに閉まっとくなんて、とうとうわしもダメになったのぉ。」

 そう言う声はかすれているがまだ若さは残っている。ただそれだけでは表現し難い声だった。

 見た目はローブを被ってるせいでよく見えない。けど腰は曲がっていると、そう思った。

 「それじゃああんたさんを、使ってやるからのぉ。」

 「つ、使うってどういうことですか?」

 「………」

 「ちょ、ちょっと!話聞こえてます?」

 「………」

 そっちについても考えとくべきだった。よくよく考えたら植物が話せるわけないしな。

 それより、そんなのんきにしてる場合なのか!?

 なんか嫌な予感しかしないんだけど…

 「ヒッヒッヒ。あんたさんをこの中に入れてやるからのぉ。よろしく頼んだぞぉ。」

 「よろしく頼まれた!って…え?めちゃくちゃ怪しい色してるんだけど?いかにも魔法薬作ってるよって見た目なんだけど!!」

 そして投げ入れられた。その時、佑斗は自分のものとは思えないほどの奇声をあげた。

 だが、一歩遅かった…

 そして何も感じる暇もなく気を失った。

 いや、命が尽きたと言う方が正しいのかもしれない。

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