第11話

 ごそッと、そとでなにかがおちるおとがした。


 聞き覚えのある音


 なんだっけ?

 あ、雪の音だ。


布団の中が暑かったけど、それに気付いて暖かいに変換した。


 すっきりした私はそのまま眠りについた。




「……ん、んん」

 すごく暑い。寝汗をべっとりかいてる。

 体を起こすと、背中からも首からもおでこからも流れてきた。

 ジーワジーワと蝉が鳴いていた。

 あれ?

 昨日雪が降らなかったっけ?


 夏だからそんなことはあり得ない。

 夢だったのかな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る