その後の織姫様

「ただいま〜」


俺は仕事を終えて帰宅すると由美が何かしていた。


「何してるの?」


「そんなの見ればわかるでしょ?七夕飾りを片付けてるの。」


「ヘェ~ そうなんだ?」


「アッ! そういえば貴方、短冊に願いごと書いて無かったよね?」


「えっ 大人になって願い事?」


「短冊も余ってるから願い事書いてみたら? きっとその。」


「えっ? めんどくさいよ。」


「ほら はやく!」


由美は俺に短冊を押しつけてきた。

しかし、いざ短冊に願い事を書こうとしたら既に何か書かれていた。



  タマゴ

  牛乳

  食バン

  ヨーグルト

  

・・・・・・・・・彦星様、お願いしますね。



「これって・・・?」


「そう、片付けしてたから買い物行ってないの! だから・・・ 私のオネガイ。」


 お願いは織姫様のモノだったのか?

ウンウン、このお願いは

・・・おい!

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七夕はオーストラリアで・・・ アオヤ @aoyashou

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