第23話 証拠を確保
彼は考えた。
証拠写真を撮れば良いのだ。
犯人が逃げてくれればソレで良いし、そうでなくとも犯人が摑まれば良い。
次のタスクが決まった。
車のナンバープレートと犯人を写す。
彼は小走りで現場に近付いた。
少し遠いが大丈夫か?
彼は駆け寄りながら、スマホのカメラで連射した。
(カシャカシャカシャカシャカシャカシャ…)
こちらを向いた犯人と目が合う。
「待てやコラぁぉぁ!!」
(やっべ、逃げなきゃ!)
彼は踵を返すと、ダッシュで逃げた。
モブなりの体力の限界で走り続けた。
彼女は逃げられただろうか?
後ろからの足音は残念ながら振り切れない。
だが、あの交差点の向こうのコンビニまで逃げ込めば助かる!
彼は最後の気力を振り絞って走った。
キキーッバアァァン!
交差点に、砕けた携帯電話が転がった…
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