第13話 もう一度!

彼は迷った。

もっとギリギリの危機感が有るタイミングで助けないとダメだったのか?

他の手は?

やはり地面で受け止めるくらいの劇的な感じが必要だったのか?


迷ったが、彼はもう一度、少し時間を戻した。

彼の時間を戻す能力は「少し時間を戻した」と表現しているが、言ってみれば「あるセーブポイントまで戻す事が出来る」と言うような能力である。

賢明な読書様にはお解り頂けよう。

ここで、こんな説明をする意味を。


彼は男子生徒と二人、カチャンと音を立てて閉まる屋上の扉を呆然と見ていた。



■むしろ、必要無いのに抱き寄せた事を糾弾されなくて良かったね!

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あの娘を危機から救い、俺に惚れて… 〜ラノベラブコメの常識と非常識〜 翠色のワンコ @greeeeen51

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