彼女は暴漢に拉致される

第14話 ある日の帰り道

あれから暫く経つが、残念ながら彼女との接点は無い。


今日は委員会の用事で普段より遅い時間に下校している。

学校から最寄り駅までは徒歩である。

トボトボ歩いていると、彼女が自転車で横を抜いていった。

彼女は同じ駅を利用しているが、自転車を駅前の駐輪場に預けている。


そんな彼女が、視界の先で男に声を掛けられていた。

ラノベに出てくる美少女には良くある話である。

(だから、ねぇよ…)


コレは助けるしかない!

颯爽と彼女を助けて「ありがと…(ポッ)」

これだ!


僕は彼女と男に向かって駆け出した。


■美少女は男に絡まれるもの(テンプレ)

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