第2話 急いで駆け付けた
彼は能力で少し時間を戻した。
先程より少し急いで昇降口を抜け、彼女が落ちてくる辺りまで着いた。
そして、先程と同じく彼女の悲鳴が聞こえたので、彼は下で彼女を受け止めようと構えた。
だが、彼女は彼の待ち構えた位置から1mほど後方に落下した。
彼は受け止められなかった…
彼は彼女の落下位置を正確に記憶し、また時間を戻した。
そして落下地点で構えて待った。
その時だ。
「おーい、そんな場所で何を変な体勢してるんだ!?」
彼を見付けたクラスメイトが近付いて来て話し掛けられた。
「いや、別に…なんとなく?」
本当の事など言える訳がない。
そして、上から降って来た彼女がクラスメイトに直撃した。
■解ってても受け止めるのは難しいよね。
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