第6話

「え!?マジで?」


「ああ。結構マニアックな記事とか書いてる雑誌で、俺らみたいな心霊スポットや怖い場所大好きマニアにはたまらないような面白い雑誌だったから、つい企画に応募メールしちゃった」


「別にいいけど、そんなマイナーな出版社の企画をたとえ選考で通っても、リスナーさん達は面白いと思うのかな?」


井口はいまいち乗り気ではなかったが、自分達の配信企画が上手くまとまらないので、とりあえずその応募の結果を気長に待つ事にした。

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