第38話流山 清瀧院の枝垂れ

 38流山 清瀧院の枝垂れ桜



 平成二十年四月六日


流山に樹齢四百年の枝垂れ桜があるというので出かけてゆく。


電車とバスを乗り継いでゆく。


バス停を降りてすぐに分かるようなことを書いてあったが


わからない。


人に聞きたくても歩いている人もいない。


歩きながらそれらしき桜の樹を探すと、民家の裏手に大きな


桜の樹が見える。


とりあえずその樹を目当てに行ってみる。


近ずくとその手前に清瀧寺の参道が見えて来た。


参道を歩いてゆくとまず目につくのが背の高い銀杏の樹だ。


妙な形にカットされていて面白い。


私の記憶では左手に枝垂れ桜があった気がしていたが


改めてインターネットで確認すると右手の奥の方にあるらしい。


記憶の樹とは別物になっているようだ。


こじんまりとした桜のだった印象がある。


とりあえず一枚スケッチするが四百年という歳月が経ったとは思えない


程、可愛い樹である。


枝は良く枝垂れていて、地面に着きそうだ。


幹が細いのがやや難点、でも枝の枝垂れた感じはすごくいい。


他に見に来る人もないのでそんなに有名ではないのかしら・・・


と思いながらバス停に戻る。


バスの便が少ないので気をつかう。


次に寄ろうと思っている北小金の東漸寺の桜が気になっている。




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