第14話川越 中院の枝垂れ桜

14  川越 中院の枝垂れ桜


  平成13年3月28日


 喜多院の帰りに中院に寄ってみる。


しだれ桜があると聞いたからである。


20年近くこの地に住んでいるのに中々知らない事がある。


遠くへはわざわざ出かけて行くのに・・・


原因はわざわざ調べないという事


もう一つはこの地に住んでいるものは途中から住み着いた私が


知らないという事を知らないのだ。


という訳で初めて来たのであった。


立派な門を潜ると直ぐに桜が目に飛び込んで来る。


結構大きな枝が本堂にしなだれかかっている。


桜の木にしたら境内が狭いのでスケッチにその全景を入れるのは


難しかったが何とか一枚スケッチする。


細い枝に着いた花びらが可憐で美しい。


早咲きの枝垂れ桜のようなので3月終わりが見ごろなのかも知れない。


その後、丁度花時の頃に遊びに来ていた母を連れて来て見せた事があった。


へそ曲がりの母で、なんでも文句を言うのにこの桜は気にいってくれた。


私がほめられたようでうれしかった。

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