第5話 迷信「8」

息継ぎしているのかどうかもわからない。独特な歌唱法。不思議なほどワンダーな声。を超えて


迷信とは「公衆トイレで3つブースがあったとしたら、真ん中でする」「パチンコ店では角台に座る」「初対面の人とは目を合わせない」


迷信を信じる人と信じない人のプラマイ零の人生は果てしなく続く。この余が割り切れない限り。「ヨはEんだな」


君の気持ちを想えば思うほど、太陽は輝く。そのまま黄金で色。



「噂をしていれば、決まって本人が現れる」「朝方嫌な予感がすると寝る頃、足をつる」「一時停止をいつもしているのに、しなかった時に限って警察につかまる」


「お願いです。見逃してください。確かに止まりましたので」


「いいえ。タイヤは動いていました」


確かにタイヤは動くものである。


「すみませんでした」

「わかりましたよ、今回限りですよ」


心の愛を感じずに8いられない夜であった。

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