第3話 角松敏生と長万部太郎

中学生時代から愛聴し敬愛する「角松敏生」夜の街やSEXY、夏の海、女性の脚線美を彷彿させるこまっしゃくれた少年にはもってつけのMUSIC。


その角松さんが「長万部太郎」の変装ネームでWAになって踊ろうを作っていたとは


ユーミンが「呉田軽穂」の名で「まちぶせ」「赤いスイートピー」「時を駆ける少女」「ウーマンWの悲劇より」などを作っていたのも最近知ったが。



いずれにしても、WAやW悲劇のように曲は知っていたが、変装ネームが誰だったのかを知った時の感慨は深い。


「やっぱりそうだったのか」とか「さすが、〇〇さん」とか「Eメロはやっぱりね」

みたいな


変装ネームは、ペンネームや筆名とも言う。そんな事調べているうちに「ラジオネーム」なるものを見つける。


生で聞くRADIOが流行っていた時代、RADIO放送に出演する際、本名が広がらないよう名付けたのが「ラジオネーム」



「へーーーいヘイヘイ リッスントゥ ザ RADIOのミナサンコンバンハ。今日の1曲目は東京都〇〇区に住むのを憧れているラジオネーム バックトゥザ パストマンさんリクエストのTOKYO TOWERからスタートです♪」


「涙のリクエスト曲です。アフター5クラッシュでも良かったのになんて、それでは行きます!角松さんの名曲 東京タワー」


「間違えました TOKYO TOWER」


DJの日本語が英語に聞こえる、都会的でおしゃれで、未知の世界観が頭を駆け巡る。


ぼくはその日から、ラジオネームを「TOKYO TOWER」にしている。一度も東京には言った事が無いくせに…田舎の家の窓から見えるオレンジ色の街頭が俺のTOWER 長万部永遠

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