キミと一緒に歩いていく。
楠木優羽
第1話 プロローグ
キミが死んだと聞いてこの世を呪った。
キミはこの世にいなくてはならない存在だったのに。
どうして、どうして。
学校に行くこともできず、毎日泣き続けた。
ご飯も食べず、このまま餓死したら、キミに会えるかな、なんて考えたりもした。
両親は最初は心配してくれたけど、最近ではもう声をかけてくることも少なくなった。
もう、生きてることが辛かった。
キミはもういないのに、この世界はなにも失っていないかのように動いてる。
それが、本当に怖い。
キミがいたことさえ、嘘だったんじゃないかと、夢でも見ていたんじゃないかと思ってしまう。
キミと一緒にいたかった。
キミを失いたくなかった。
キミがいない世界はこんなにも苦しい。
キミと一緒に歩いていく。 楠木優羽 @kusunoki_yuu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。キミと一緒に歩いていく。の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます