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「ほほう?」




っと、緑がニヤニヤとこちらを見てくる。


あまりカップルらしい所なんてまだ全然見せたことがなかったから、なんだかとてつもない羞恥に晒されている気分だ。




「あー!のどとさとちんがイチャイチャしてるー!!」


「マリモはもう入り込めないわね」


「ぐぬぬ!じゃあみどりーん!!」


「え!?ちょっやだっ……ぐふっ」




鞠はすごい勢いで緑にタックルして行った。


あのタックル、全身で容赦なく来るんだよね……緑大丈夫かな。




「みなさん本当に仲がいいですね」


「比嘉くんは?仲良い友達とか」


「僕は……なんでしょう、そこまで深い仲にはなかなかなれず……鑑賞されているようです」


「鑑賞」


「鑑賞」




比嘉くんもなかなか大変なのかなぁ。


聞いた渚くんもこれには申し訳なさそうだった。




「失礼のないようには、しているのですが」


「……ねー、もしかしてさぁー?」


「どうした佐藤」


「友達にも敬語……じゃあないよねー?」




なんて首を傾げる佐藤に、ハッとする。


そういえば、今の今までこの人敬語使ったままだった。


まだ出会って間もないから気にしていなかったけれど、確かにいつ敬語は取れるのだろうか。


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