第8話

「ちょうど良かった。コウくんにお客さんだよ」

でしょうね、これテンプレってやつ?

助けて惚れられた的な?

「君が妻を助けてくれた、若き認定魔導師

だね?有難う助かったよ。私はエルフの国の大使ファウスト」

「先程は助けていただき有難うございます。

ファウストの妻メリダです」

妻?見た目15歳ぐらいだけど、あれか合法ロリってやつ?

いや見た目15だから合法少女か。

「初対面の人は皆驚くからね、これでも同い歳なんだよ妻と私は」

流石異世界、日本ではありえない事でも

異世界なら有り得る。

と言うかテンプレとかそう簡単に

起きるわけないよな俺だってフィアが居てくれるから幸せだし。

「そうなのですね。とても驚きました

この度王国認定魔導師になりましたコウです。ドリフターでもあります」

取り敢えず自己紹介

「なるほどドリフターだったのか」

隠してるつもりは無いが,そこまで広まってる訳じゃないのか?

「今回はお礼を言う為に?」

「お礼が9割エルフの国の宣伝が1割かな」

大使としての仕事も最低限するって事か

「じゃあここからが残りの1割ですか?」

はははwと笑いながら話し始めた

「まあそうだねと言っても良ければエルフの国に旅行でもどうですか?ぐらいだけどね」

俺が想像するツリーハウス的な家もあったり

(殆ど観光用でエルフ達は使わないらしい)

自然と共に暮らしてきたので、山菜やキノコを使った美味しい料理があるらしい。

それとエルフ達にはダイワの米がブームらしい1回は行きたいな。

「大分興味を持ってくれたみたいだね?もし旅行に行く事になったら教えて欲しい、現地のガイドとか用意するから」

面倒事に巻き込まれず色々手配してくれるなら楽だな。

「有難うございます。その時は相談させていただきます」

「そうだ最後に聞きたいんだがあれをどうやって感知したんだい?私の魔力感知も反応しなかったのに」

説明しても良いけどヒントぐらいにしとくか

「詳しい説明は出来ないですが、例えばこの部屋でそよ風を起こしたとして物や人がいる所は風の動きが変わりますよね?

あれは透明になるだけでその場のから居なくなってる訳じゃないので」

それを聞いて納得した顔をしている。

「もう答えなきもするが感謝するよ。これで不覚をとることも無さそうだ」

夜も遅くなっていたので話はこれで終了になった。

「はぁ、やっと終わった話すのってやっぱり疲れる」

変な事言って言質取られると、めんどくさいからずっと気を張って話さなきゃ行けない。

「何考えてるかわかるが慣れてくれ機会なんて大量にあるからな」

ですよね。慣れるしかないか、一般人だった俺からしたら慣れなきゃ行けないことが多すぎる。

フィアの為と思えば頑張れるか。

「祝賀会が終わったという事は、直ぐにフロンに帰ると言う事ですよね?」

連絡用の魔道具も貰ったし俺もフロンに一緒に帰れるだろうし。

「そうだね、任せた仕事の出来も確認しなくちゃいけない。最後に陛下と謁見して帰ることになるかな」

帰りは一瞬で帰れるから時間とかは気にする必要が無い。

「そしたら俺は明日1日屋敷でダラダラさせてもらいます」

それを聞いてフィアがちょっとガッカリしてる。

王都で一緒に買い物行きたかったとか?

「やっぱり午後はフィアと王都で買い物したいと思ってるんですが、フィアは明日予定とかある?」

そう聞くと嬉しそうに

「私は特にない明日は1日コウと一緒にいるぞ」

俺もフィアと一緒にいるのは楽しいし良いけどね

王都の屋敷に帰りもう日が出かけてるが

1度睡眠をとることにした。

「あ〜1時間ぐらいだけど疲れは、とれたかな?」

起きようかなと体を起こすと

「普段なら起きないと不味いが今日ぐらい良いだろう」

そう言ってフィアに押し倒される。

まあいっかそのままフィアを抱き枕にして

二度寝した。

「コウ起きてくれさっきからメイドが確認し来て恥ずかしいから」

まだ眠いからやだ、逆にさっきより強く抱きしめる。

「ちょっと力が強くなってる!起きてるだろ」

嫌われたくないし起きるかフィアの事を離して起きる。

「おはようフィア」

「おはようコウ」

顔が真っ赤のフィアが返事を返してくれる

「最初に押し倒したのは私だが他人に見られるのは恥ずかしい」

それは俺も恥ずかしい。

「他人に見られなければ私も嫌だなんて言わないから」

成程じゃあドアを凍らせて開かないように

してしまえば良い。

「これで問題ないね」

苦笑いをするフィアが

「力技だがあれなら絶対入って来れないだろう」

そのまま2人でベットに戻った。

「結局あまり寝なかったな」

はは、可愛さに勝てませんでした。

「まぁ 、私も子供は早めに欲しいし」

フィアも20歳で、この世界の貴族としては

行き遅れと言われてしまう年齢だ

そう考えるのもおかしくないか。

でも家とか買ったりしないと

今の俺嫁さんの実家に居候してる感じだし。

「フロンに帰ったら家を買おうと思うから、不動産紹介してね」

「突然どうしたんだ?家は確かに必要だと思うし一緒に行くか?」

取り敢えずこれで明日以降の話は終わり

着替えて馬車で買い物に出かける

買い物はやっぱり男子は荷物持ちになる

運命らしい。

収納魔法があるから楽だったけど

後、どっちがいいか聞かれるやつ

本気で難易度が高い。

最後に着せ替え人形になって終わった。

なんだかんだ楽しかったけど。

「時間を使いすぎてしまった、お父様も屋敷に帰ってきてる時間だ」

フィアの言う通りオルトレーさんは帰ってきていた。

妖精門を作るだけで、フロンに帰れるので直ぐに用意してフロンに帰ったのだった。


読んでいただきありがとうございます。




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