第20話 新しい始まり
綺麗な夕日と同時に悪魔にトドメを指したほのか。
血まみれになった服を捨て、新しい服に着替えた。
気絶していた黒星はいつの間にか目を覚まし、悪魔の終わりに喜びを浮かべていた。
みんな、喜びを顔に出していたけど声を上げて喜ぶほどの体力は残っていなかった。
「よし、みんな帰ろっか!」
ほのかはそう言うとにっこりとした表情でみんなの顔を見た。
「俺の家まで競走だ!」
そう言うと陽太は走り出した。
それに続けて残りのメンバーも、疲れていたのが嘘のように走って行った。
次の日、ほのか達はパーティーを開くことにした。
この前よりも豪華に盛大に仕上げるつもりらしい。
昨日の事件はニュースになっていて、今の所原因は不明と言われていた。
自分たちだけが知っている事件だと思うと嬉しくてたまらないほのかだ。
「よし、みんな!カンパーイ!」
ほのかの声を合図に一斉にコップを高く上げた。
「俺と付き合ってください!」
数時間後、陽太が黒星に告白した。
答えはYesだった。
喜びのあまり、ビールを一気飲みした陽太は酒に酔い爆睡してしまった。
そして、夢乃と紫雨は相変わらずあのキャラクターについて語っている。
ほのかはふと外に出て星を眺めた。
そこで感じた幸せに包まれた、ほのかに香った匂いはきっとこれからも忘れることは無いだろう。
ほのかに香る ぴんくのーと @pink0116
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