第16話 地下
アゥーアゥー
「しつこいわねっ。」
グバッ
「何匹倒せばいいのかね。」
「あそこだ!」
ほのかは1つのビルを指さした。
「そこから悪魔が出てるんか。俺の火で全て焼き付くしてやる。」
「それはダメだよ!まだ中に人がいるかも知れないでしょ!」
「そうだな。夢乃。」
「とりあえず中に入ろ!」
そう言うと、ほのかはスタスタと中へ入っていった。
それに続いて夢乃達も中へ入っていった。
「何この匂い、気持ち悪い。」
どうやら4人は腐敗臭を感じたようだ。
悪魔を倒しながら進み、入口から50mほど進んだところで地下へと続く階段が見てた。
「ここは俺が先に行く。この中だと俺が1番素早く攻撃能力が出せるんやから。」
紫雨を先頭に、地下へ続く階段へを下って行った。
さっきよりも強い腐敗臭に苦しみながらも、悪魔を倒すために前へ前へと進んでいく。
「ここは何や?」
ほのか達は悪魔を倒しながらも何とか一番下まで降りた。
そこには長い通路があり、その奥には扉のようなものが微かに見える。
ここは他とは違う異様な雰囲気が漂っていて紫雨は前に進む勇気が無くなってしまった。
「ここは、私に任せなさい。1番年上の私が先に行くわ。」
そう言うと黒星は前へと進んでいく。
震えているようにも見える黒星は、自分が何とかしなきゃという一心で先頭に立った。
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