第10話 火能力者の計画
ボフッ
「やったな!この!」
ボフッ
「これじゃ、陽太とほのかちゃんの決戦ね。」
「そうですね。ほのか夢中になってる。可愛い。」
「見てるだけじゃ、ダメでしょ!」
ボフッ
ボフッ
「やったなぁ!」
2人は一斉にほのかに向けて枕を投げた。
「枕投げすっげー楽しかったな!」
「そうね。久しぶりにやったらすごく楽しかった。」
「でしょ!枕投げはいつやっても楽しいんだからね!」
ほのかは満面の笑みを浮かべた。
「今、誰かがこっちを見てた。」
突然、夢乃は窓の方を指さし震えた。
「ほんとに?気のせいじゃない?」
ほのかは夢乃の手を握った。
すると夢乃の震えが止まった。
「そう…だよね…気のせい…だよね…」
「私も気のせいだと思うわ。だってここは2階なんだから。」
「そうだね。変なこと言ってごめんね。」
「いいよ。気にしないよ。」
ほのかは夢乃に笑って見せた。
「さて、もう寝るか。」
「そうね。みんなおやすみ。」
「おやすみ!」
4人は疲れたのかすぐに寝てしまった。
「あいつらはどうだったんや?」
「ぐっすりと寝てしまったようです。」
「そうか。」
「どうやら残りの1人を探している様子で…」
「バカな奴らやな。あいつは俺が殺したのに。もうこの世には居ないってことが分からないんかな?」
「俺、あいつら見てるとあの時のことを思い出して死にたくなるんや…明日、あいつらのところに行く。そしてあの4人を消す。わかったな。」
「はい。承知しました。」
「朝の10時に起こしてや。決戦は明日の12時。俺の応援よろしくとみんなに伝えてくれ。」
「はい。承知しました。おやすみなさい。」
「おやすみ。」
ガチャン
「明日が楽しみや。ウキウキして寝られないな♪」
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