第7話 突然の出来事

「いらっしゃいませ。お好きなお席にどうぞ。」


「美味しい匂い!お腹すいてきた!」


ほのかはメニューを見て、どれにするか悩んでいる。


「決めた!これにしよう!」


「私たちも決まったわ。」


「注文決まりました。」


「はーい。ご注文をどうぞ―」



数分後



「わ〜!美味しそう!」


ほのかと夢乃は興奮している様だ。


「いただきます。」


「これ、すごく美味しいわ。陽太、勧めてくれてありがとう。」


「それは良かったよ。」


(ご飯を食べる姿も美しい!)


ガチャン


「キャー!!」


突然女性の叫び声が聞こえてきた。


後ろを振り返ると、そこには悪魔が3匹いた。


「雛ちゃん、どうしたの…突然、全身血だらけになって…ねぇ、どうしたの…ね…ぇ…」


女はその場に泣き崩れた。


悪魔は、普通の人間には見えておらず、能力者あるいは霊感が強い者しか見ることが出来ない。

したがって、この女には突然血だらけになった様にしか見えないのだ。


「みんな、早く避難して!ほのかちゃんは救急車を呼んで。」


「わかった。」


ほのかは震えながらも何とか、救急車を呼んだ。


「まさか、こんな所に出てくるとはな。絶対、倒してやるぜ。」


「わ、わ、私にも見える。悪魔が!」


夢乃は恐怖に耐えながらも、悪魔を見た。


「夢乃ちゃん、霊感あるの?」


「実は、そうなんです。でも、まさか悪魔まで見えるなんて…ね。」


「とりあえず、夢乃ちゃんは下がってて。」


「はい。わかりました。」


「黒星、陽太、戦う準備は出来てる?」


「もちろん!!」


「なら、行くよ!!」


ほのかを先頭に2人は走り出した。


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